潜在意識のプログラムの多くは過去世に由来します

ライフコードの講義が進んでいきますと「過去世」「輪廻転生」という概念も学びます。過去世があるのか、無いのかという話ではなく、すでに存在していることを前提にその仕組みをお話ししますのでご了承下さい。
今世での自分を創っている要素として、過去世で生きた経験、知識、思い出などが思っている以上に影響している、ということをある時気づきました。
そして潜在意識に潜むマイナス的なプログラムも、生まれてきてから出来たものよりも過去世でインプットされたものの方がはるかに多いという事も分かりました。
そのきっかけとなったのは、僕自身の趣向です。
僕は幼い頃から映画が好きで、特にアメリカ映画の西部劇が大好きでした。ジョンウェインのハリウッドモノから、マカロニウェスタンと呼ばれるイタリアものまであらゆるものを観ていました。
子供の頃は親にせがんで、モデルガン、ガンベルト、カウボーイハットなどを買い揃えて貰い、西武のガンマンよろしくガン捌きを練習していたものです。
大人になってもその傾向がありましたので、ある時「はて、なぜそんなに西部劇が好きなのだろう」と思いながら瞑想をして寝たら、夢で突然その原因となる過去世の記憶が蘇ってきました。
僕は砦の中でライフル銃を構えて、遠い地平線を眺めて警備しています。
自分の服を見ると紺色の服なので、それはアメリカの南北戦争時の北軍の軍服なのだとすぐに分かりました。
自軍の砦の中は、多くの兵士が出払っているのか数人しかいません。
そして地平線を見ると何千というインディアンの騎馬軍が、ライフル銃を片手に粉塵を上げながら砦に迫ってきています。
多勢に無勢、と思って砦の宿舎に僕は逃げ込みました。
木造作りの宿舎に飛び込み、隠れる場所を探しました。そして一瞬振り向いた時に一人のインディアンが僕にライフル銃を向けて立っていました。そして僕は眉間を撃ち抜かれて死にました。
そんなビジョンが見えました。
そして、そういう過去の体験があったのでアメリカの開拓時代が好きだったのだと納得しました。
その理由が分かってから、西部劇という映画に固執しなくなりました。気にならなくなったという事です。
不思議ですが、今世の様々な自分の生きるクセとなる過去世での原因が分かったとたんに、その執着心や不具合な感情というものは消え去ります。
また、今世で問題になっている、過去世の原因は「死に際」の場面が多いようにも思います。それは「死」の体験というのは大きなインパクトがあるので感情と共に潜在意識に残るのだと思います。