人間の成長スパイラルの仕組み

先日ソーシャルルーム・ピギーバックスさんでセミナーをさせて貰った時、オーナーの大川さんと立ち話ではありますが、商品やサービスのマーケティングのお話をしました。
その時お話した内容は、、、
自分が物事を理解していく、相手に何かを伝えたり教える、子供が学習していくなど、ほとんどの場合に必要なのが「成長スパイラル」という循環が必要ですよ、みたいな事を話しました。
その図式がこれです。
成長スパイラルは「知性」「感情」「意欲(行動)」というポイントを、移動してそれがスパイラルに上昇していく、とイメージして下さい。
例えば、、、
★ビジネスで自分のサービスを相手に伝えたい
★子供に勉強を教える
★自分で何かを学ぶ
その時に、教える伝える側が最初にする事の多くは「知性(知識・情報)」を与えることからはじめる人がほとんどだと思います。
ビジネスで言えば、商品説明。子供だと知識を詰め込む。
けど、その出発点は間違いです。
「知性」から入りますと、まずは続きません。意欲が起こらないということです。これはあまり説明の余地はないと思います。
では、何処から入れば最も効果的かと言いますと「感情」です。
感情が高ぶり、それが感動ともなれば最高です。
まずは、学ぶ人に「感動」を伝えないと、その後相手は何も続けないということです。
それゆえ僕はセミナーに来た人に感想を聞く時、「分かりましたか?」とは聞かず「おもしろかった?」と聞くわけです。
おもしろいと感じた事は、人間高確率でその物事を続けます。理屈でいくら「なるほど」と理解した事でも、忘れてしまう事が多いでしょう。納得したからと言って、人間はその次の行動を起こしません。
感情が揺さぶられる、そして感動した、という状態しか衝動はおきません。
強い感動は、人間をとんでもない行動へと導きます。
例えば自分が大好きな歌手なら、仕事を休んでも、いくらコンサート会場が遠くでも「絶対行く」みたいな感じです。
そして伝える相手に「メチャおもしろい!」「スゲー!」「超カッコええ!」という強い感動を与えた場合、図の「意欲」へと人は進むわけです。意欲はイコール行動です。
教える事が上手な先生は、子供に夜空の星、宇宙のとにかく素晴らしさ、おもしろさを教えます。その時に「宇宙って、スゲー!」と感動した子供は、その後教師が教えずとも、自分でどんどん図鑑などを読んで宇宙のことを調べて、図の「知性」を勝手に学んでいきます。
そして自分でどんどん学ぶ中で「やっぱり宇宙ってスゲー!」と、自ら「感動」するわけです。
これが「感動」からはじまり「意欲(行動)」へと行って、「知識」を増やし、再度「感情(感動)」に戻る、無限の成長スパイラルという流れです。
ビジネスのマーケティングにおいても、この図式は当てはまります。
そしてビジネスにおいて、このスパイラルが形成出来れば、商品は売れ続け、セミナーでは人が来続け、相対的に成功するという法則です。
では、人間はどんなものに対して一番「感情を揺さぶられたり」「感動」するのか、というお話になりますが、長くなりましたので続きはまたの機会に!